Developer's Code

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Visual Studio Community 2017 for Macで、Macアプリケーション(Cocoa App)作成 ~UI作成編

はじめに

Visual Studio Community 2017 for Macで、Macアプリケーション(Cocoa App)のUI作成までを以下に示します。

 

概要

 

TestReadWriteソリューションのMain.storyboard.csを開き、GUIを作成していきます。

 

UI作成

TestReadWriteソリューションのMain.storyboard.csを開くことで、XcodeのInterface BuilderエディタおよびXcodeのソリューションが起動します。

 

Visual Studioでは、UI開発は行えないため、UI依存コードはXcode側で作成する必要があります。

※数年後、XcodeなしでVisual Studioのみで作成できることを切に願いましょう(笑)

Xcodeを今まで扱ったことがない人は、躊躇してしまうかもしれませんね。

 

今回は、以下のUIを作成しました。

※画面作成過程は、省略。。。

f:id:tomomo_s:20170603134058j:plain

① Label

  • ファイル読み込みパス
  • ファイル書き込みパス
  • 内容(画面左)
  • 内容(画面右)

② Text Field

  • ファイル読み込みパス入力用
  • ファイル書き込みパス入力用

③ Push Button

  • Read(Text Fieldの読み込みパスからファイル読み込み)
  • Write(Text Fieldの書き込みパスにファイル書き込み)

④ Text View

  • 読み込みしたファイルデータ出力用
  • 書き込みするファイルデータ入力用

Interface BuilderエディタでUIを決めたら、Xcodeのソリューションのから「ViewController.h」を開き、先ほど作成したUIとアクションおよびアウトレットの接続を行います。

※UIのオブジェクトから、ViewController.hに向かって接続(Ctrlキー押しながら、引っ張って接続)することで自動でヘッダ側に書き込まれます。

 

接続のヘッダは、以下の通りです。

f:id:tomomo_s:20170603140038j:plain

 

UIのオブジェクトとViewController.hの接続が完了したら、Xcodeのプロジェクトを保存します。

 

その後、Visual Studio Community 2017 for MacTestReadWriteソリューションへ戻って以下のファイルを確認します。

  • ViewController.cs

上記ファイルは、UI作成を行う前は、partial class ViewControllerの中身は空なのですが、Xcode側でUI作成およびアクション、アウトレットの接続を行ったことで、下記のように、インタフェース記述がなされます。

 

f:id:tomomo_s:20170603141118j:plain

 

UI作成は、ここまで!!

次回は、実際にプログラミングしてみようかと思います。

 

注意事項

Text Viewの接続は、NSScrollViewオブジェクトの中に、NSTextViewが紐づいているため、これをViewController.hに向かって接続する必要があります。

読み込み・書き込みデータは、NSScrollViewではなく、NSTextViewに入出力する必要がある