Visual Studio Community 2017 for Macで、Macアプリケーション(Cocoa App)作成 ~実装編
はじめに
Visual Studio Community 2017 for Macで、Macアプリケーション(Cocoa App)の実装までを以下に示します。
コーディング
TestReadWriteソリューションのViewController.csにて、btnRead関数、btnWrite関数のAction操作を実装し、それぞれ「読み込み」と「書き込み」を実現しています。
ソース全体は、以下の通りです。
解説
簡単になりますが、大体使用したAPIは、以下の通りです。
ファイル拡張子チェック
テキストファイルに限定するため、".txt"以外の拡張子は対象外とする。
そのため、パス入力チェック後、GetExtensionよりファイル拡張子を確認します。
var extension = Path.GetExtension(textReadValue.StringValue);
ファイル読み込み
ファイル読み込みは、ReadAllTextより、指定パスのファイルを読み込みます。
var readdata = File.ReadAllText(textReadValue.StringValue);
ディレクトリチェック
ファイル書き込み時は、FileExistsで指定パスが存在するかを確認します。
bool bRet = NSFileManager.DefaultManager.FileExists(filepath);
ファイル書き込み
ファイル書き込みは、WriteAllTextより、指定パスへファイルを書き込みます。
File.WriteAllText(textWriteValue.StringValue, textviewWriteValue.Value);
GitHub
全ソースコードは、以下のGitHubにアップロードしました。
注意事項
今回、テキストファイル(.txt)限定としています。
Mac OS X or macOS Xのプリインストールエディタといえば、テキストエディットなのですが、デフォルト設定保存は、リッチテキスト(.rtf)形式での保存になります。
リッチテキストの場合、ファイル属性やら付与されるため、今回使用したAPI群だけで対応するのは難しいです。
リッチテキスト用のAPIを使用することになりますが、今回は簡単なテキストファイルで実装しました!!